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通風の食事制限、食事予防、食事治療についての解説

通風と関節痛

通風の食事療法で大切なのは、尿酸値を押さえるということにあります。
通風は別名高尿酸血症ともいい、血液に溶けきらなかった尿酸は結晶になって関節に沈着し、急性関節炎を引き起こします。高尿酸血症の人は約10%ほどの確率で急性関節炎を発症し、この状態を通風と言うのです。


もう少し詳しく説明すると、細胞内のDNAやRNAなどの核酸や体内のエネルギー源であるATPが分解することで生まれるプリン体という物質になり、これが尿酸に代謝されるのです。尿酸は尿中に排泄されますが、体内の尿酸が増えると血液中に蓄積された高尿酸血症に繋がっていくのです。

通風と尿酸値

痛風の食事療法のポイントは、まず肥満傾向の人は標準体重にすることを心がけましょう。体重が増加すると尿酸値の増加がみられます。太っていて尿酸値の高い人は、過食に注意して減量を第一選択としましょう。

ただしあまり急激に体重を減らすと、尿酸の産生が過剰となり尿酸値が上昇するので注意が必要です。その際に注意すべき点は、まず食事で摂取するエネルギー量をコントロールすることです。日々の生活の中で、いきなり消費エネルギーを多くする、というのは中々難しいと思います。

ですので、消費エネルギーより摂取エネルギーを小さくすることで、体脂肪の減量を図ります。

通風と摂取エネルギー

痛風食事療法の摂取エネルギー設定は肥満度、性別、年齢、合併症の有無、日常生活やスポーツによる身体活動量などによって決められます。一般には、標準体重につき一日あたり25~30kcal程度を目安にします。極端に食事量を減らすとリバウンドが起こりやすくなるので注意が必要です。
また、栄養のバランスも大事です。


痛風食事療法で摂取エネルギー量を減らすとそれに伴って摂取する栄養そのものも少なくなってしまいますが、そのときに各栄養素の必要量はきちんと確保することが重要です。毎食「主食・主菜・副菜」をそろえるように心がけることでバランスを保ちましょう。

さきほど痛風食事療法では尿酸値を押さえる、即ち体内のプリン体の量を抑えることが重要だと書きましたが、尿酸は体内で一日に約700mg産生されます。これに対して食事からのプリン体摂取は尿酸に換算して300~400mgですので、食事からプリン体を厳しく制限するよりも、体内でのプリン体の生成を抑えるほうが効果的です。

また、もし痛風食事療法をするのであれば、水分、野菜を十分に取り、アルコールを控えることがいいでしょう。また食事自体も一日三食きちんととり、先ほど述べたようにバランスのとれた栄養素をとるようにしましょう。

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